研究課題/領域番号 |
17K17171
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
森 隆浩 広島大学, 病院(歯), 助教 (70760007)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 介護食品 / 口腔機能 / 食事形態 / 押しつぶし / 要介護高齢者 / 咀嚼機能 |
研究成果の概要 |
本研究は,要介護高齢者が口腔内で介護食品を押しつぶす際に発揮する圧の測定法の開発を目的として,押しつぶし様式の観察およびその際口腔内で発揮される圧の測定を行った.押しつぶし様式は72名中,「歯―歯」41名,「歯―顎堤」15名,「顎堤―顎堤」10名,「舌―口蓋」6名であった.区分3押しつぶし可能な者は70名であり,押しつぶし不可であった2名の押しつぶし様式は「舌―口蓋」で,発揮された圧は5.7 kPa,5.2 kPaであった.区分2押しつぶし可は62名であり,押しつぶし可否に関するカットオフ値は12.7 kPaであった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国の介護食品をはじめとした食品加工技術が国際的にも高水準にある一方で,食品の硬さに対応する歯あるいは顎堤で押しつぶす力の定量的指標は確立されていない.本研究では,要介護高齢者の多様な口腔環境に適応できるように歯や義歯がなくとも食品を口で潰す力を測定することが可能な検査法を開発した.また,本検査法を用いて介護食品「区分2:歯ぐきでつぶせる食品」の粉砕の可否についてカットオフ値を算出した.
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