研究課題/領域番号 |
17K17191
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
戸澤 有理恵 昭和大学, 歯学部, 兼任講師 (70783356)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 睡眠時ブラキシズム / ヒトiPS細胞 / セロトニン2A受容体 / rs6313 / レポーターレンチウイルス / ホールセルパッチクランプ解析 / 一塩基多型 / 疾患特異的iPS細胞 / SNP / iPS細胞 / 5-HT2A受容体 / 遺伝子多型 |
研究成果の概要 |
SB (睡眠時ブラキシズム) の発症機序は未だに明らかでない. 先行研究においてSBとセロトニン2A受容体遺伝子(HTR2A)の遺伝子多型(SNP)との関係を明らかにした.本研究ではそれらが受容体機能に及ぼす影響について神経生理学的解析を行うため, ヒトiPS細胞由来HTR2A陽性神経細胞に特異的な機能解析システムを構築することに成功した.今後,この解析システムを応用し,SB特異的な電気生理学的パラメーターを検出することができれば,発症機序の解明と治療薬の開発に繋がると期待される.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
睡眠時ブラキシズム(SB)は睡眠関連運動障害の一種であり, その過大な咬合力は患者のQOLを著しく損なう可能性があり, 歯科治療の予後を考える上でSBのマネジメントは非常に重要であると言える.本研究にて構築された解析システムは,ヒトiPS細胞の技術を応用することで.これまで直接的な検証は困難とされていた,脳内に存在するターゲットに対してのアプローチを可能とした.また, 研究のターゲットとしているセロトニン2A受容体は様々な神経系疾患との関連も報告されていることから, 本研究成果は歯科領域のみならず, 医科領域への波及効果も大きいと考えられる.
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