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FGF2誘導性の骨芽細胞分化を促進するPP2A調節サブユニットの同定

研究課題

研究課題/領域番号 17K17262
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 外科系歯学
研究機関九州大学

研究代表者

杉山 悟郎  九州大学, 大学病院, 助教 (00722828)

研究協力者 高 靖  
山田 朋弘  
鈴木 あずさ  
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワードPP2A / 調節サブユニット / 骨芽細胞分化 / FGF2 / PR55β
研究成果の概要

骨芽細胞分化や増殖におけるFGF2の影響を検討し、FGF2刺激時の調節サブユニットの発現量を調べた。FGFシグナルはアルカリホスファターゼ活性を抑制した。一方で低濃度刺激ではALP活性を亢進した。細胞増殖能では濃度による影響はなかった。さらに骨芽細胞分化マーカー遺伝子のmRNA発現量も低濃度刺激において亢進した。また、FGF2刺激によってPpp2r2b遺伝子とPR55βタンパク質の発現増加が認められた。PR55βに対する抗体処理はFGF2によるALP活性の抑制効果を解除する傾向にあった。それゆえFGFシグナルは骨芽細胞分化に抑制的に作用し、PR55βはその作用機序に関与する可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

骨芽細胞の分化や増殖は様々な細胞内シグナル伝達の厳密な制御を受けて構築されている。骨芽細胞分化に関わる主要な経路として、BMPを介したシグナル伝達が知られている。また発達や増殖、生存などに関わるFGFシグナルが骨形成や形態への影響が明らかとなっており、この両者の関連性は生命の恒常性に重要である。本研究から、リン酸化制御機構として脱リン酸化酵素PP2Aがその調節分子を介して骨芽細胞分化に関わっている可能性が示唆され、今後同分子を標的にした新規治療法が開発されていく可能性を秘めている。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] PP2A調節サブユニットを介したFGFシグナルとWntシグナルのクロストーク2019

    • 著者名/発表者名
      鈴木あずさ、杉山悟郎、中島 梓、安田光佑、住田知樹、山田朋弘、森 悦秀
    • 学会等名
      第 73 回 NPO 法 人 日 本 口 腔 科 学 会 学 術 集 会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2020-03-30  

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