研究課題/領域番号 |
17K17269
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 神奈川歯科大学 (2019-2020) 長崎大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
讃岐 拓郎 神奈川歯科大学, 大学院歯学研究科, 教授 (40533881)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 静脈内鎮静法 / 上気道反射 / 嚥下反射 / 上気道防御反射 / 上気道開存性 / 鎮静 / 呼吸変化 / 呼吸療法 / Nasal High Flow / 外科系歯学 / 鎮静法 / 嚥下 / 呼吸生理 / 呼吸 / 気道開存性 / 歯学 / 口腔外科 / 気道管理 |
研究成果の概要 |
1. デクスメデトミジン(DEX)鎮静が嚥下反射に与える影響の検討: DEXによる静脈内鎮静法下のバースト持続時間は,覚醒時と比較し、有意に延長した。しかしながら,バーストのピーク値,誘発潜時,呼吸相の分 布に統計学的に有意な差は認められなかった。デクスメデトミジンによる静脈内鎮静法は喉頭挙上を遅らせることで、嚥下反射を抑制する可能性が示唆された。2.プロポフォール鎮静法中のNasal high flow (NHF)による呼吸生理学的変化: 鎮静時の 30L/min および 60L/min の NHFは、NHFを付加しなかった状態と比較して、CO2と呼吸回数を減少させた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
航空力学を応用し、静脈内鎮静法中の気道開大反射ならびに嚥下反射、麻酔深度、頭位・体位を含めた4つの因子を考慮した安定的な静脈内鎮静法としては、気道開大反射、意識レベル(麻酔深度)を比較的適切なレベルに保つデクスメデトミジンを選択し、デクスメデトミジンにより低下した嚥下反射をNasal High Flow療法により機能亢進させると良いかもしれない。特に、Nasal High Flow療法 による二酸化炭素の貯留を改善するので、麻酔深度ならびに筋活性を安定させる可能性がある。
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