研究課題/領域番号 |
17K17287
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 愛媛大学 (2019-2020) 獨協医科大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
栗林 恭子 愛媛大学, 医学部附属病院, 助教(病院教員) (60579952)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 脂肪細胞分化 / 脂肪細胞分化機序 / 遺伝子 / ヒト特異的脂肪細胞分化遺伝子 |
研究成果の概要 |
ヒトとマウスで作用・発現が異なるアディポカイン(脂肪細胞から分泌される生理活性物質)や、ヒト特異的脂肪細胞分化機序が報告されており、従来のマウスモデルを用いた肥満研究はヒトへの臨床応用に必ずしも直結するとは限らない。そこで本研究では、ヒトとマウスの前駆脂肪細胞株を用いて、脂肪細胞分化過程で発現変動する遺伝子の違いを経時的に解析した。結果、ヒトとマウスでは種々の遺伝子で異なる発現変化を示し、ヒト特異的に発現増加する遺伝子が存在することが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られたヒトとマウスでの脂肪細胞分化に伴う変動遺伝子のプロファイリングは、ヒト特異的肥満研究の新たなアプローチとして利用できる。さらに研究が進展し、ヒトに近い脂肪細胞を持つ遺伝子改変マウスの作成が可能になれば、ヒトの肥満をより正確に再現することが可能になり、ヒトに有効で安全な新薬の開発、臨床応用が進展するものと期待される。したがって本研究は、肥満ならびに肥満に関連したメタボリックシンドロームの予防・治療へと発展させていく基盤を構築するものである。
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