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エクソソームを基盤とする口腔癌の新規診断及び治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17K17295
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 外科系歯学
研究機関日本大学

研究代表者

篠塚 啓二  日本大学, 歯学部, 助教 (30431745)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード口腔癌 / microRNA / ネットワーク解析 / microRNAアレイ解析 / 癌関連遺伝子 / エクソソーム / マイクロアレイ解析 / 口腔がん
研究成果の概要

正常口腔上皮細胞株と口腔癌細胞株について、マイクロアレイ解析の結果、癌細胞株で著明な発現変動を示し、口腔癌に関与していることが示唆される20種類のmicroRNAを同定した。さらに同定したmicroRNAとその標的遺伝子について検索をし、これらを用いてパスウェイ解析を行ったところ、miR-125bを中心としたネットワークが形成された。これらのネットワークは、Molecular Mechanisms of CancerやCell Cycle G1/S Checkpointなどに強く関連していた。このことから、口腔癌の発癌のメカニズムが明らかなとなり、今後の診断・治療に役立つ可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

マイクロRNA、DNAなどの物質を内包しているエクソソームは血液、尿、唾液、骨髄などさまざまな体液中で確認されており、比較的容易に採取できる。このエクソソームに含まれる分子を解析することで、低侵襲かつ効率的に疾患の診断を行える可能性がある。また、エクソソームは内包する物質がもつ総合的な効果で細胞の性質を変化させる性質をもつ点で、既存の治療薬とは全く概念が異なる。エクソソーム、microRNAによる遺伝子制御による診断・治療法の開発の報告ほとんどない。以上のことから、独創的で非常にインパクトが強い研究であり、全く新しいタイプの診断、治療法の開発に役立つものと考えられる。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2020-03-30  

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