研究課題/領域番号 |
17K17316
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
関矢 多希 東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 非常勤講師 (10732696)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 小児歯科 / 脳波 / 自律神経活動 / リアルタイムモニタリング / ストレス反応 / ストレスモニタリング / 行動調整 / 感情変化 / 歯科治療中の情動変化 |
研究成果の概要 |
小児歯科診療では、低年齢児や障害児など様々な患児を対象としている。安全で快適な歯科診療を寄与するためには彼らの内的ストレス変動の把握が重要である。本研究では自律神経活動と脳波に着目し、チェアサイドでのリアルタイムストレスモニタリングによる客観的評価を行った。 上記生理学的指標を用い、コンポジットレジン修復処置中のストレス変化の客観的評価を行ったところ、自律神経活動解析については様々な年齢層において処置内容別に有意な変化が認められ、モニタリングツールとして有用であることが示された。脳波については6歳以上の患児について応用の可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯科臨床現場において小児患者は心身ともに発達過程にあることより非協力状態を示すことも少なくない。患者に対し安心かつ安全な治療の提供のために、歯科治療への恐怖心や不快感を未然に防止し、患児の状態に応じた適切な行動調整を行うことが求められる。そのため患児の表出する行動や歯科診療に対して抱く恐怖や不安の状態を客観的かつ定量的に把握していくことが重要である。本研究より生理学的指標を用いて、小児らのストレス変化の把握が可能であると示唆された。これにより、診療現場でのリアルタイムモニタリングが可能となり、歯科診療時の小児患者の行動調整に役立てられ、患者に対する快適な治療環境の提供に寄与できる。
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