研究課題/領域番号 |
17K17343
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
|
研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
安井 憲一郎 大阪歯科大学, 歯学部, 助教 (70734292)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 自家骨移植 / β-TCP / 骨再生 / 象牙質移植 / β-TCP移植 / α-TCP / 複合化骨再生材料 / αーTCP / βーTCP |
研究成果の概要 |
現在、骨欠損部位の治療として、自家骨移植がスタンダードである。しかし、自家骨の採取は、侵襲性や採取量の制限がある。そこで人工造成可能な材料が研究されてきが、自家骨に及ぶ材料は開発されていない。そこで、自家骨に人工材料を添加することで、自家骨移植と人工材料移植との欠点を克服した複合材料の開発を行うこととした。 研究の結果、移植後8週において自家骨にβ-TCPを添加した複合材料は自家骨単独群と同レベルの硬組織形成量を示した。また組織分析の結果、生体吸収に時間のかかるβ-TCPと置換が速い自家骨とを混合することで、術後8週以降も長期間新生骨形成能を維持する特性を骨再生材料に付与できることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨再生材料には、細胞や成長因子を用いられることが多いが、手技の煩雑さや、費用の増加は、臨床の場に用いる際に障害となる。そこで極力簡便で、手技の成熟度に左右されない方法が望まれる。本研究の自家骨にβ-TCPを添加した複合材料は、技術的に確立されている自家骨と、人工合成可能で品質に差のないβ-TCPを用いることができるため、臨床の場で用いやすいことが特徴である
|