研究課題/領域番号 |
17K17346
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
歯周治療系歯学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
妻沼 有香 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, プロジェクト助教 (70726265)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 歯根膜由来間葉系幹細胞 / 歯根膜細胞 / 同種移植 / 間葉系幹細胞 / 歯根膜 |
研究成果の概要 |
同種移植を臨床応用する際には、より再生能の高い細胞を移植に用いることで、より良い治療効果が期待される。その際どのような細胞を選別すべきかを移植前に決定する必要がある。本研究では、ヒト歯根膜由来間葉系幹細胞のプライマリーカルチャーを行い、細胞の性質について比較検討を行った。結果、ドナーによりin vitroにおける性質の違いが明らかとなった。また細胞の蛍光染色により細胞形態のイメージングを行い、蛍光顕微鏡を用いた細胞質面積の計測を行ったところ、骨分化誘導の有無での違いが認められた。これらの結果から同種移植に使用するドナーをあらかじめ選別し、細胞の再生能を予測しうると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
同種の細胞を用いた臨床研究が主流となりつつあり中で、どのような細胞を選択し、移植に用いればより再生能が高い結果が得られるかは不明な点が多い。本研究ではあらかじめ移植する前の歯根膜由来MSCの再生能を予測可能かどうかを明らかにすることに着目した。in vitroで計測可能な特性の検討を行い、その特性の組み合わせにより歯根膜由来MSC固有の再生能予測基準を決定することで、再生能が高い細胞と低い細胞に分別する事が可能となる。この結果、再生能が高い細胞をあらかじめ予測選択し、移植に用いることで、同種細胞移植治療の実現および普及に貢献可能と考えられる。
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