研究課題/領域番号 |
17K17354
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
歯周治療系歯学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
豊田 敬介 九州大学, 歯学研究院, 共同研究員 (70757947)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | GRP78 / amelogenin / teprenone / アメロジェニン / Grp78 / Polaprezinc / Teprenone |
研究成果の概要 |
ヒト初代培養歯根膜細胞において、胃粘膜保護薬剤テプレノンは熱ショックタンパク質であるGRP78の発現を増強し、細胞増殖には影響を与えない一方、細胞遊走を亢進させることが示唆された。また、テプレノン刺激によるGRP78の強発現が起点となりangptl4やアンフィレグリンの産生が促進されることを見出した。さらに、アメロジェニンが添加されるとIL-8やIL-6による強力な血管新生が誘導される可能性も明らかにした。 以上のことから、テプレノンとアメロジェニンの混合刺激は創傷治癒に適した環境を創出する可能性があることから、新しい歯周組織再生療法の開発に対して一助を担うことが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯周病は歯周病細菌の感染により惹起され、慢性炎症を引き起こすことで歯周組織が破壊される疾患であり、重度歯周炎における歯槽骨欠損、とりわけ水平的歯槽骨欠損を再生させることは未だ困難である。この研究成果よりGRP78の強発現が歯根膜に好影響を与えると考え、テプレノンとアメロジェニンの混合刺激は創傷治癒に適した環境を創出する可能性があることから、新しい歯周組織再生療法の開発に対して一助を担うことが期待される。
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