研究課題/領域番号 |
17K17374
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
後藤 崇晴 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 助教 (00581381)
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研究協力者 |
市川 哲雄
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 前頭前野 / 口腔機能 / ニューロフィードバック / 口腔機能訓練 / 老年歯科学 / 歯科補綴学 |
研究成果の概要 |
本研究では、ニューロフィードバックトレーニングを用いた口腔機能訓練法の開発として、咬合力と前頭前野の活動に着目し、健常歯列を有する若年者と高齢者、およびインプラントを用いた固定性補綴装置を装着している高齢者を対象にその関連を検討した。本研究により、高齢者同士で比較した場合、インプラントは、天然歯と同等の咬合力調節が可能であり、感覚統合における前頭前野の脳血流量の増加は、天然歯に劣ることはなく、若干増加傾向にあると考えるが、発現する咬合力はやや高くなる傾向で、高齢による調整能力低下には注意を要することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、認知症患者の増加が大きな社会問題となっている中で、認知機能を司る前頭前野の活動に着目し、その活動と口腔機能との関連を検討した本研究結果は、超高齢社会を迎えている我が国にとって非常に意義のある研究結果であると考える。本研究では口腔機能脳一つとして咬合力に着目し研究を行ったが、今後、咀嚼能力や舌圧といった口腔機能と前頭前野との関連も検討することで超高齢社会における口腔機能の意義をより明確にできると考える。
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