研究課題/領域番号 |
17K17409
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
倉本 直樹 静岡県立大学, 看護学部, 助教 (00781816)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 輸液 / 静脈穿刺 / 血管確保 / 血管怒張 / 看護学 / 看護師 / 末梢静脈留置カテーテル / 輸液管理 / 血管選択 / 末梢静脈カテーテル / 看護技術 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、静脈炎や血管外漏出など末梢静脈留置カテーテル(Peripheral Venous Catheter:以下PVC)の合併症を予防するために、看護師が関与する輸液管理の技術的課題との関連を明らかにすることある。看護師が関与する輸液管理の技術的課題として、血管選択を抽出した。さらに、看護師の血管選択を支援する方法として、非接触型静脈可視化装置の活用に注目した。看護師は、非接触型静脈可視化装置の使用を「血管走行」で判断していること、さらに装置を使用したとしてもPVC留置の難易度は変化しないことが考えられ、看護師が直面する厳しい状況が本研究で明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
PVCの実施に伴う穿刺の失敗や静脈炎、血管外漏出などはPVCの再穿刺を伴う。繰り返される穿刺は穿刺部位が限定させ、穿刺可能な血管を減少させてしまう。合併症の発生なくPVCを留置するためには、血管の性状を適切に評価し、一度でPVCを留置することが重要である。本研究によって、看護師が直面する、PVC留置が困難な患者の現状が明らかになった。患者が安全に輸液治療を受けるための看護技術については、今後も検討していく必要がある。
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