研究課題/領域番号 |
17K17448
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
高石 雅樹 国際医療福祉大学, 薬学部, 講師 (50453410)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | マイトマイシンC / 血管外漏出 / 皮膚傷害 / 冷罨法 / 温罨法 / チオ硫酸ナトリウム / 副腎皮質ホルモン剤 / メタロチオネイン / 罨法 / マイトマシンC / 癌 |
研究成果の概要 |
マイトマイシンC(MMC)の血管外漏出による皮膚傷害のメカニズムを解明すると共に、その治療法である冷罨法の有効性及びそのメカニズムを明らかにした。また、MMCの血管外漏出による皮膚傷害に対して適用実績が極僅かしかない治療薬のチオ硫酸ナトリウムにおいても、有効性を示し、これに副腎皮質ホルモン剤を併用することにより治療効果を増強する可能性が示唆された。さらに、亜鉛によるメタロチオネインの誘導を介したMMCの血管外漏出による皮膚傷害に対する新規予防法の可能性を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マイトマイシンC(MMC)の血管外漏出による皮膚傷害において、その治療法である冷罨法や治療薬のチオ硫酸ナトリウム及び副腎皮質ホルモン剤の効果についての確かなエビデンスを提供することができ、医療従事者に対して治療法の選択における一助となると考えられる。また、MMCの血管外漏出による皮膚傷害を回避する新たな予防法確立の可能性を提示できた。これらにより、抗がん剤による化学療法で苦痛を感じている患者のQOL向上へ繋がると考えられる。
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