研究課題/領域番号 |
17K17492
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 愛知医科大学 (2018-2020) 京都大学 (2017) |
研究代表者 |
林 文子 愛知医科大学, 看護学部, 助教 (80782234)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 妊娠糖尿病 / 妊婦 / 身体活動 / 歩行 / 運動療法 / NEAT |
研究成果の概要 |
解析対象者は25人で、年齢の中央値(IQR)は35(31,39)歳、非妊時BMIは21.0(19.2,21.9)㎏/㎡、1日当たりの活動量は169(129,206)kcal、1日当たりの歩数は6892(5906,8251)歩であった。妊娠15週から20週の血糖値の変化量は、高身体活動量群では-5(-7,1)㎎/dlで、低身体活動量群の2(0,8)㎎/dlに比べ、血糖値が有意に減少していた(p= 0.038)。また、HbA1c値も前者が5.2(5.0,5.2)㎎/dl、後者が4.9(4.9,5.0)㎎/dlで有意差がみられた(p=0.048)。身体活動量の増加は血糖値の上昇を抑制した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、健康な妊婦において、妊娠中期に実際に日常歩行の歩数測定と研究期間の前後における糖代謝の変化を測定したという研究であり、臨床的意義は高い。その結果、運動強度は低いが、日常歩行のみでも血糖値の改善に寄与する可能性が示された。また、一日あたり6000歩の日常歩行を目標とすることが、妊娠糖尿病予防の保健指導に有効である可能性が示唆された。以上の研究は、妊娠糖尿病の発症予防を目的とした身体活動量の介入に科学的根拠を与えることに貢献し、健康な妊婦の安全な出産に寄与する。
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