研究課題/領域番号 |
17K17498
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
舘 祥平 千葉大学, 大学院看護学研究科, 助教 (80793299)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 精神障害 / ピアサポーター / 地域移行 / 地域定着 / 地域生活 / 看護学 |
研究成果の概要 |
30~50歳代の男女計11名のピアサポーターを対象に、生活実態、健康状態、QOLについてデータ収集を実施した。GHQ-28は、身体的症状は、平均2.0点、不安と不眠は平 均2.4点、社会的活動障害は0.9点、うつ傾向は平均0.9点であった。各項目とも健康上に何等かの問題ありと認められる者はなかった。SF-36の下位尺度の全体的健康感について、国民標準値50点との比較を行い、平均48.1点であった。聞き取り調査により、ピアサポート活動に伴う受診行動や食行動などの生活上に困難な状況はなく、ピアサポート活動実施による自己肯定感の獲得と継続するために自身で生活調整を実施している実態が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国内のピアサポーターの研究として活動の効果、困難について見られている。ピアサポート活動による地域生活の変化を理解した上でのピアサポーターのニーズに沿った支援の在り方を検討する必要があると考える。本研究により、ピアサポーターの幅広い活動内容と様々な生活背景、ピアサポーター自身が生活調整を実施している実態が明らかとなった。今後のピアサポート活動の継続・発展の指針、ピアサポーター自身に対して、働き方・生活調整方法の指標、当事者が望むべきピアサポート活動を継続するための支援者側のサポート体制のあり方について検討できる重要な研究となった。
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