研究課題/領域番号 |
17K17513
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 神戸大学 (2018) 兵庫県立大学 (2017) |
研究代表者 |
千葉 理恵 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (50645075)
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研究協力者 |
船越 明子
宮本 有紀
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 精神看護学 / ベネフィット・ファインディング / ポジティブ心理学 / 介入研究 / リカバリー / 精神疾患 / ストレスマネジメント / 精神看護 |
研究成果の概要 |
本研究は、精神疾患をもつ人々を対象として作成したベネフィット・ファインディング促進プログラムの介入効果を検証することを目的として実施した。対象者の選定基準は、地域で生活している20歳以上で精神疾患をもつ者とし、全8回のグループセッションを行うこととした。パイロット・スタディでは、ベネフィット・ファインディング、リカバリーのスコアの向上傾向が認められた。次に実施した無作為化比較試験には24名が参加し、有意な介入効果は認められなかったが、リカバリースコアには中程度の効果量が観察されたことから、本プログラムの介入効果が支持される可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、精神疾患をもつ人々を対象としたベネフィット・ファインディング促進プログラムの効果を無作為化比較試験により検証した。分析の結果、介入の有無と介入前後を要因とした有意な交互作用は認められなかったが、RAS合計スコアには中程度の効果量が観察され、介入効果が支持される可能性が示唆された。今後はさらに多くの対象者に対して介入研究を行うことにより、本プログラムの介入効果をさらに厳密に検証できると考えられた。
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