研究課題/領域番号 |
17K17532
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 九州看護福祉大学 |
研究代表者 |
中野 聡太 九州看護福祉大学, 看護福祉学部, 講師 (50615317)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 移乗介助 / 模倣要介助者支援体験法 / 残存能力 / 状態変化 / 気づき / 能力発揮 / 介助量 / 腰痛リスク回避能力 / 下肢荷重量 / 介助量の適正化 / 適正化 / 腰痛 / 看護 / 介護 |
研究成果の概要 |
模擬的に片麻痺,多関節可動域制限,筋力低下を設定し,それぞれに対応する移乗介助において,模倣要介助者支援体験法が要介助者の離殿時における下肢荷重量の増加に有効であるかを検証した.その結果,全ての設定において,模倣要介助者支援体験法の有効性が示された.また,移乗介助量把握システムを用い,移乗介助における介助者の腰痛リスク回避能力基盤に関する検証を行った.その結果,介助者は負荷となる介助量を過少評価する傾向があるものの,模倣要介助者支援体験法によって要介助者の状態変化に気付ける可能性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者施設などで移乗に介助が必要となる代表的な障害像において,要介助者の残存能力を活かせるようになる方法が明らかとなったことで,廃用症候群の予防や自立支援の方策を考えていくことが可能となる。また,要介助者の状態変化による介助量の増大に気づくことは,適切な介助手段の選択につながり,腰痛予防対策に寄与していくことが考えられる。
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