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膵星細胞を介する2型糖尿病の膵導管癌への影響の検討

研究課題

研究課題/領域番号 17K17579
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 消化器外科学
代謝学
研究機関弘前大学

研究代表者

内田 知顕  弘前大学, 医学研究科, 客員研究員 (80791714)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード膵星細胞 / 膵管癌 / 2型糖尿病 / AGEs / 2型糖尿病 / 終末糖化産物 / 膵導管癌 / 膵臓外科学 / エネルギー・糖質代謝異常
研究成果の概要

2型糖尿病は膵管癌の予後不良因子であるが、詳細な機序は不明である。本研究は、膵星細胞に着目し、2型糖尿病が膵星細胞を介して膵管癌に与える影響を解明することを目的とした。マウス由来の膵星細胞に2型糖尿病に関連して分泌されるAGEsを加え活性度を解析し、膵星細胞の活性化が進んでいることを明らかにした。また2型糖尿病を合併した膵管癌患者の方が、膵星細胞由来と思われる癌細胞周囲の線維化が強いということも明らかにした。これらのことから2型糖尿病は膵星細胞を介して癌周囲間質の線維化を進め、それが予後の悪化につながっている可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、2型糖尿病が膵星細胞を介して膵管癌の悪性度に寄与している機序の一つを明らかにすることができた。この結果から、いまだに予後の最も悪い癌腫の一つである膵管癌の進行、進展の機序の解明につながる可能性がある。また、本研究をさらに発展させることができれば、癌周囲間質の制御を介した膵管癌の新規治療法の開発につながる可能性があると思われる。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] 2型糖尿病が膵星細胞を介して膵管癌に与える影響の検討2019

    • 著者名/発表者名
      内田 知顕
    • 学会等名
      第119回日本外科学会定期学術集会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 2型糖尿病が膵星細胞を介して膵管癌の間質線維化に与える影響の検討2019

    • 著者名/発表者名
      内田 知顕
    • 学会等名
      第108回日本病理学会総会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 抄録タイトルAGEs-RAGE経路を介して2型糖尿病が膵管癌に与える影響の検討2019

    • 著者名/発表者名
      内田 知顕
    • 学会等名
      第36回日本胆膵病態・生理研究会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 2型糖尿病が膵星細胞を介して膵管癌に与える影響の検討2019

    • 著者名/発表者名
      内田 知顕
    • 学会等名
      第74回日本消化器外科学会総会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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