研究課題/領域番号 |
17K17592
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
流体工学
統計科学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 (2018-2019) 東北大学 (2017) |
研究代表者 |
三坂 孝志 国立研究開発法人産業技術総合研究所, エレクトロニクス・製造領域, 主任研究員 (20645139)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | データ同化 / 最適計測 / 計測感度 / 可観測性グラム行列 / 二次アジョイント法 / 自律飛行ドローン / ドローン / 適応型計測 |
研究成果の概要 |
本研究ではデータ同化システムから得られる計測データの感度(重要度)情報を用いて統計的に尤もらしい状態推定を行うための最適計測アルゴリズムを,ドローンによる局所環境流動計測システムに融合して,データ駆動型の非定常環境流動計測システムの研究を行い,実環境における限られた計測の価値を最大化する手法を検討した.本研究では特に最適計測のデータ同化アルゴリズム検討と数値実験に注力した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
データ同化の成否には利用される計測の位置,量,性質が大きく影響する.したがって,データ同化システムにおいて選択的に有効な計測値を得ることによりモデル予測精度が向上すると予想される.このような手法を機動性の高いドローンと組み合わせることにより,緊急性を要する観測業務,例えば,災害時の迅速な大気環境調査等への利用が期待できる.本研究では動的に時空間分布が変化する流動現象を把握するのに最適な飛行経路生成に繋がるような感度情報をデータ同化システムから得るための検討を行った.ドローンの素早い展開と本手法に基づく効率的な計測により,プラント事故や災害時の迅速な大気環境調査へと繋がると期待できる.
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