研究課題/領域番号 |
17K17611
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外科系歯学
病態科学系歯学・歯科放射線学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
今野 泰典 秋田大学, 医学部附属病院, 医員 (50581162)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 歯性感染症 / NETosis / 好中球 / Netosis / ETosis / NETs |
研究成果の概要 |
本研究では、歯性感染症における好中球NETosisの関連について検討を試みた。臨床サンプルについては、確認方法は確立とNETsの存在を確認できた。各種サイトカインの定量は有意な結果は得られなかった。In vitroの検討では、条件設定等に時間を要し、有意な結果は得られなかった。これらの結果より、歯性感染症においてNETosisが関与している可能性が示唆された。今後、詳細なメカニズムについてさらなる検討が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯科口腔疾患におけるneutrophil extracellular traps(NETs)の関連については、NETsの構成成分のヒストンによる上皮細胞障害や歯周病原菌による動脈硬化への関与が明らかとなっている。本研究で、歯性感染の局所でのNETs の存在を確認した。さらに、NETosisにおいて、細胞外に放出された顆粒蛋白、ヒストンやDNAによる組織障害性により、病態形成に何らかの影響を与えていると予想される。単なる炎症として片付けられていた病態を、新たな視点で解明することで、NETsの適切な制御という新たな治療戦略へとつながる可能性がある。
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