研究課題/領域番号 |
17K17612
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
腫瘍生物学
細胞生物学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
伊藤 剛 秋田大学, 医学系研究科, 助教 (60607563)
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研究協力者 |
田中 正光
後藤 明輝
八代 正和
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 癌関連線維芽細胞 / 癌微小環境 / 癌浸潤モード / 癌ジオメトリー / 浸潤 / 癌関連線維芽細胞(CAF) / 癌浸潤 / アポトーシス / 細胞分裂 / 癌 / がん微小環境 / 細胞間相互作用 |
研究成果の概要 |
癌の蔓延の過程では、様々な浸潤様式が存在する。 1つは圧排性増殖型の浸潤であり、癌細胞集団がその増殖と共に徐々に拡大する。もう1つは癌関連線維芽細胞(CAF)を含む間質細胞との相互作用によって促進される、より広範となる浸潤である(播種型の癌)。本研究では、CAFが胃癌細胞において一定数のアポトーシスを誘導し、それが癌細胞による圧排性増殖型の浸潤を防ぎ、代わりにCAF主導の広範囲の浸潤を促進することを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
圧排性増殖型の浸潤癌は癌患部の切除によって根治可能である。一方、播種型浸潤の癌における予後は良くない。これらの浸潤型の選択メカニズムは不明であった。本研究では、世界に先駆けてこのメカニズムに注目し、その成果を論文報告した。今後、播種性浸潤の抑制に繋がる研究を進め、癌治療へ繋げることを目指している。
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