研究課題/領域番号 |
17K17636
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
実験動物学
実験病理学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
神田 真人 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (50444055)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 心筋再生 / 細胞移植療法 / 心筋梗塞 / 褐色脂肪組織細胞 / 細胞移植治療 / 褐色細胞組織 / 褐色脂肪組織 / 再生促進因子 |
研究成果の概要 |
本研究は、新しい細胞移植療法を開発し、マウスモデルを用いた新規の再生促進因子探索のための手法を確立することを目的とした。心筋特異的多蛍光発色マウスモデル(Rainbow-Cre マウス)を用いて、心筋梗塞後の慢性期に、蛍光発色心筋のクローン増殖により、梗塞周囲領域で再生頻度が増加していることを確認した。そして、バイオマテリアルによる生着性を高めた褐色脂肪組織(BAT)細胞の移植療法を開発し、心臓のリモデリングを抑制し、心機能を保持している傾向を確認できた。これらにより、心筋梗塞に対して、あたらしい移植療法を確立できたと同時に、細胞移植時に増殖促進部位を特異的に捕らえる手技を確立できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心臓移植以外に根本的な治療法は見つかっていない慢性心筋梗塞およびそれに伴う心不全に対して、心機能を回復させる根本的治療としての再生医療の開発を目指し、拒絶反応が起こりにくい、細胞定着率の高い新しい手法を確立することができた。そして、移植治療に伴う、残存心筋由来の心筋再生頻度を正確に評価でき、増殖部位からのサンプル採取が可能なモデルを開発できたことで、新規再生促進物質を探索し、新規治療の開発につながっていくことが期待される。
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