研究課題/領域番号 |
17K17671
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境動態解析
岩石・鉱物・鉱床学
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研究機関 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 |
研究代表者 |
甕 聡子 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 超先鋭研究開発部門(高知コア研究所), 特別研究員(PD) (70795228)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 生体鉱物 / 造礁サンゴ / 共生藻 / 多形 / 海水Mg/Caモル比 / カルシウム炭酸塩 / 鉱物相 / 褐虫藻 / 炭酸塩カルシウム / 炭酸塩 / 海水組成 |
研究成果の概要 |
造礁サンゴの骨格はアラゴナイト(カルシウム炭酸塩)で作られている。本研究では造礁サンゴと共生している褐虫藻が骨格形成に与える影響を検討した。アラゴナイトの多形であるカルサイトが形成されやすい海洋化学組成でサンゴを飼育した結果、褐虫藻がいないと海水環境の変動が直接反映されるようにカルサイトが形成されやすくなった。またアラゴナイトが形成されやすい海水でも、少量のカルサイトを形成する場合があった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
造礁サンゴは三畳紀には出現し、現在までの生存している動物である。造礁サンゴは褐虫藻と共生関係にあり、その関係がサンゴの成長を支えていると考えられている。褐虫藻について着目した本研究では、褐虫藻がサンゴの骨格形成に関係していることを明らかにした。今後、サンゴ骨格の化石の研究と合わせることで、共生の進化過程の解明に貢献することが期待される。
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