研究課題/領域番号 |
17K17688
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
実験動物学
産婦人科学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
鈴木 仁美 東京医科歯科大学, 統合研究機構, 助教 (60644094)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 卵母細胞 / 卵胞成熟 / 女性不妊 / 原始卵胞 / マウス / 発現制御 / 実験動物 / 不妊治療 |
研究成果の概要 |
哺乳類卵巣において、卵母細胞は体細胞に囲まれて「卵胞」とよばれる球状の細胞の集合体を形成している。もっとも未成熟な原始卵胞は休眠状態で長期間卵巣内に蓄えられており、刺激を受けて活性化すると成熟し、排卵される。本研究はマウスを用いて、タンパク質のアルギニンをメチル化する酵素Prmt5が休眠中の卵母細胞ゲノムを正常に保つ役割を担い、Prmt5が機能しない原始卵胞では「眠りが浅い」状態になるために卵母細胞の遺伝子発現が異常になり、個体が不妊に至ることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
体内で長期間休眠状態にある卵母細胞がどのように管理され、品質を保っているか、そのメカニズムの一端を、本研究で示すことができた。この結果は将来、再生医療や不妊治療法の開発・改善に寄与することができると考えている
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