研究課題/領域番号 |
17K17689
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療社会学
疫学・予防医学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
甲畑 宏子 東京医科歯科大学, 統合研究機構, 助教 (90762542)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | リスクコミュニケーション / 病気認知 / 女性特有癌 / ライフプラン形成 / 尺度開発 / 遺伝カウンセリング / 遺伝性腫瘍 / ゲノム医療 |
研究成果の概要 |
若年女性へのグループインタビューから、乳癌と遺伝性乳癌の認識において異なる要素があること、及び遺伝性腫瘍を専門領域とする遺伝カウンセラーのインタビューから、未発症・若年女性に対する遺伝カウンセリングにおける態度が明らかとなった。また、疾患認識を客観的に評価するため日本語版IPQ-RH(the Revised Illness Perception Questionnaire for healthy people)尺度を完成させ、信頼性・妥当性を検証した。 さらに、若年女性への遺伝性乳癌教育を効果的に実施するため、方策(実施場所・頻度・内容)及び効果検証方法について、有識者会議を実施し策定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
癌未発症の若年女性における乳癌、遺伝性乳癌の疾患認識を明らかにすることで、効果的な癌教育を行うための知見を得ることができた。また、本研究で開発した疾患認識尺度の日本語版はあらゆる疾患に適用することができ、社会一般・健常者集団における疾患認識を客観的に評価することを可能にした。 また、本研究により、遺伝性腫瘍領域を扱う遺伝カウンセラーのネットワークが構築されたこと本研究の成果の一つであり、教育の発展・拡大の基盤となりうる。
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