研究課題/領域番号 |
17K17690
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医化学一般
泌尿器科学
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 (2018-2019) 東京医科歯科大学 (2017) |
研究代表者 |
高瀬 比菜子 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, 研究員 (40754528)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 精子形成 / Wntシグナル / 未分化型精原細胞 / Wnt / 精子幹細胞 / セルトリ細胞 / ライディッヒ細胞 / 発生・分化 / 生殖細胞 / Wntシグナル伝達経路 |
研究成果の概要 |
本課題では、セルトリ細胞とライディッヒ細胞由来のWntが未分化型精原細胞制御に果たす役割を検証した。遺伝子改変(Wls cKO)マウスでは精巣重量が減少し、一部精子形成異常が見られた。しかし予想外にWls cKOマウスでは未分化型精原細胞には顕著な変化は見られず、一方で分化型精原細胞の減少が観察された。セルトリ細胞とライディッヒ細胞由来のWntはオートクリン型もしくは筋様細胞に作用し間接的に精子形成を支えている可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
精細管内唯一の体細胞であるセルトリ細胞は、全ての分化段階にある生殖細胞を物理的に支持すると同時に、未分化精原細胞の自己複製と分化を調節する。セルトリ細胞とライディッヒ細胞が産生するWntリガンドはが未分化精原細胞へ直接的に作用するという証拠は得られなかったが、その一方で、体細胞もしくは精巣網の機能維持に関与し、間接的に精子形成を支えることが示唆された。
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