研究課題/領域番号 |
17K17713
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
エンタテインメント・ゲーム情報学
知能情報学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
三武 裕玄 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (30613939)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 対話エージェント / 非言語コミュニケーション / 物理エンジン / 動作生成 / 視線提示 / モナリザ効果 / ディスプレイ / ジェスチャー / プロシージャルアニメーション / 視線提示ディスプレイ / VTuber / 会話エージェント / トルク変化最小モデル / 隠れマルコフモデル / ヒューマンエージェントインタラクション |
研究成果の概要 |
物理エンジンを用いた身体制御モデルにより会話動作を生成する手法を実現すると同時に、会話動作生成モデルを逆に用いることで実会話動作を分析し、複雑な会話動作の生成モデルを獲得する手法の実現を目指した。 身体の動力学を再現し自然な動作を生成する手法として、物理エンジンを用いて近似的なトルク変化最小軌道を生成する簡便な動作生成手法を実現した。実会話動作を基に動作生成手法の振る舞いを人力で調整するための開発環境の実現も行った。表情や抑揚について会話データを基にした学習手法の実現も行った。 また、見る位置によって視線の向きが異なって見え、特定方向にのみアイコンタクトを生じさせる安価なディスプレイを実現した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
物理エンジンによる簡便なトルク変化最小軌道の生成手法は、計算の不安定性等の課題はあるが、力学的に理にかなった動作を自動的に行うキャラクタ動作生成手法の基盤に将来なりうる手法である事が確認できた。 また、物理エンジンを利用した動作デザイン環境を構築したことで、会話動作データを利用しつつ、キャラクタらしい動作調整を行って、自然な身体動作を持つ実用的な対話エージェントを実現するためのソフトウェア環境を実現することができた。 加えて、選択的な視線提示を可能にするディスプレイは安価な平面ディスプレイで従来不可能だった正しいアイコンタクトを実現するもので今後の普及が見込まれる。
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