研究課題/領域番号 |
17K17737
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
知覚情報処理
知能機械学・機械システム
|
研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
寒川 雅之 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (70403128)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | 触覚センサ / 温冷覚センサ / 質感計測 / 複合センサ / マイクロセンサ / 感性評価 / MEMS / 質感 / マルチモーダルインターフェース / 感性情報学 / 電子デバイス・機器 / マイクロマシン / 知能機械 |
研究成果の概要 |
本研究は接触力・温度・光に感度を持つ複合MEMSセンサを近接・接触させることで物体の触り心地や温冷などの質感を定量的に評価可能とすることを目的とした。センサの接触部の形状や材料を最適化することで、感度と耐湿性・耐薬品性を向上した。また、人が物体を触る際の動きや荷重を調べ、それを参考にセンサにより同様の計測を行うシステムを構築した。さらに、センサによる計測結果と人による質感に関する官能試験のスコアの相関性を分析し、計測結果から抽出したデータが官能試験スコアと強い相関を示すことを実証した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、これまで人を使った評価に頼ることが多かった物体の触り心地、見た目、温かさなどの質感を、一つの小型センサチップにより数値化できることを示唆したものである。これにより、例えば衣服などの着心地のデータ化や人が道具を扱うときの感覚などを可視化でき、これらの情報伝達の円滑化や遠隔への伝送、あるいは感覚提示装置との組み合わせで仮想的に質感を伝えることが将来的に可能になると考えている。
|