研究課題/領域番号 |
17K17746
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食生活学
食品科学
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研究機関 | 富山短期大学 (2018-2019) 富山大学 (2017) |
研究代表者 |
藤田 恭輔 富山短期大学, その他部局等, 講師 (70707538)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 筋萎縮 / トリテルペン / オレアノール酸 / がん悪液質 / 筋委縮 / エゴマ葉 / C2C12細胞 |
研究成果の概要 |
本研究は、植物性食品に含まれるオレアノール酸などのトリテルペンとよばれる成分が、がん悪液質が引き起こす筋萎縮に改善効果を示すかを、筋肉の細胞レベルおよび動物の個体レベルで明らかにすることを目的とした。 オレアノール酸の効果は、今回使用したがん悪液質性の筋萎縮モデル細胞においては明確な改善効果を示さなかったものの、がん悪液質を引き起こしているマウスに対してオレアノール酸を含む食餌を与えると筋萎縮を改善することを見出した。また、オレアノール酸等のトリテルペンを含むエゴマ葉を含む食餌もがん悪液質による筋萎縮を改善させることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん悪液質とは、多くのがん患者の生活の質を低下させる原因となる、筋肉の衰え(筋萎縮)・体重減少・食欲不振などの症状である。現在、がん悪液質に対する効果的な治療法が確立されておらず、新規の治療法を見出す必要性がある。本研究成果は、エゴマ葉などのトリテルペンを多く含む食品の摂取が、がん悪液質性の筋萎縮に対する新規の食事治療法の一つになりうることを示すことができた。
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