研究課題/領域番号 |
17K17770
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高齢看護学
基礎看護学
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
神澤 尚利 東京医科大学, 医学部, 講師 (60622412)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 統合失調症ケアラー / 負担感 / 尺度 / 信頼性 / 妥当性 / ケアラー / 負担感尺度 / 統合失調症 / 認知行動モデル / 家族介護者 / 精神障害者 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,the Schizophrenia Caregiver Questionnaire(SCQ)から日本語版(J-SCQ)を作成することであった.基本指針に基づき翻訳を行った結果,表面的妥当性と内容的妥当性が担保された. J-SCQのCronbachのα係数は0.72-0.97であり内的整合性が担保された.J-SCQとSF-12およびWHOQOL26とのPearsonの相関係数により相関が認められ併存妥当性が担保された. J-SCQの信頼性・妥当性が担保できたことより,J-SCQは日本の国内外のケアラーを比較でき,ケアラーへの支援や介入の効果を測定し得る有用な質問紙であるといえる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
The Schizophrenia Caregiver Questionnaire 日本語版(J-SCQ)が作成されたことにより,統合失調症者のケアラーの経験に基づいた影響や負担感を客観的に示すことができる.J-SCQによる評価は,ケアラー自身のケアによる負担感の気づきや一般的なケアの負担の理解につながること,支援を受けやすくなる可能性があること,さらに受けている支援の効果を評価しやすくなることなどが利点として考えられる.
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