研究課題/領域番号 |
17K17788
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
心臓血管外科学
皮膚科学
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
佐野 真規 浜松医科大学, 医学部附属病院, 診療助教 (40733514)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | リンパ浮腫 / 線維化 / イコサペント酸エチル / 薬物治療 / エイコサペントエン酸 / ラットモデル |
研究成果の概要 |
①ラットリンパ浮腫モデルにおけるイコサペント酸エチル(EPA)の治療効果:ラットモデルにEPAを投与すると、皮膚の線維化が抑制された。また、ラットリンパ浮腫皮膚由来線維芽細胞においても、EPAの添加でコラーゲン造成が低下した。②ヒトリンパ浮腫進行度評価法の確立:皮膚弾力計を用いて、皮膚弾力年齢を算出した。皮膚弾力年齢が、リンパ浮腫早期では5歳、晩期では10歳増加することを示した。③ヒトリンパ浮腫症例におけるEPAの治療効果:ヒトリンパ浮腫浮腫皮膚由来線維芽細胞においても、EPAの添加でコラーゲン造成が低下した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果を、国内外の学会で発表した。さらに学術論文を執筆し、英文医学雑誌へ投稿し、結果が認められ近日中に掲載予定である。本研究での大きな成果は、ラットモデルにおいて治療効果を示したこと、ヒトリンパ浮腫由来線維芽細胞において治療効果を示したこと、ヒトリンパ浮腫皮膚を定量的に評価する方法を開発したことの3点である。これらの結果を基に、リンパ浮腫の薬物治療の開発が期待される。
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