研究課題/領域番号 |
17K17807
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
制御・システム工学
土木計画学・交通工学
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
川島 明彦 名古屋大学, 工学研究科, 特任助教 (10726243)
|
研究協力者 |
鈴木 達也
稲垣 伸吉
奥田 裕之
山口 拓真
清水 修
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | EVシェアリング / エネルギー管理システム / 再生可能エネルギー / 数理最適化 / 0-1MILP / PVカーポート / 車両運用計画 / 太陽光発電 / 計算複雑性 / 最適配置設計 / システム工学 / 最適化 / 次世代交通システム / 電気自動車 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、これまでに提案したEV運用計画最適化の枠組みを踏襲した上でその定式化を拡張し、データに基づくサービス利用者の移動需要を推定し、これらを組み合わせることにより、サービス対象地域に適合したPVカーポートの最適配置手法を構築した。 具体的には、(1)サービス利用者の移動需要に関わるデータの収集とクレンジングを行い、利用者データの仮想的な生成モデルの構築し、(2)PVカーポート最適配置問題の定式化を行い、試験的な実験条件においてその有効性を確認した。また、(3)従来のEVシェアリング最適運用計画手法の改善について、主に最適化計算時間の削減を行った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
①本研究の提案システムは、PVの発電電力を考慮した各EVの充電計画を立案するため、各EVの蓄電残量(SoC)などの各状態を個別に管理する。そのため、より詳細なEVの運用が可能である。これまでのカーシェアリングの先行研究では、車両台数や利用者の移動需要などマクロな統計量に着目した分析が主たる研究内容であった。 ②各EVの車載蓄電池群を駐車時にも据置型蓄電池のように利活用し、その地域内の電力系統の安定的運用をサポートすることができる。この試みはVirtual Power Plant(VPP)と呼ばれ近年注目を集めている。例えば配電系統の電圧安定化に貢献するアンシラリーサービスを提供できる。
|