研究課題/領域番号 |
17K17843
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
脳神経外科学
整形外科学
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研究機関 | 奈良県立医科大学 (2019-2021) 大阪大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
眞野 智生 奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (70778026)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 非侵襲脳刺激 / 神経リハビリテーション / 脳血管障害 / 経頭蓋磁気刺激 / ニューロリハビリテーション / 反復経頭蓋磁気刺激 / 脳卒中 / 脳・神経 / 脳神経疾患 / リハビリテーション / 脳の可塑性 / 非侵襲脳刺激療法 |
研究成果の概要 |
脳卒中後の片麻痺に対する経頭蓋磁気刺激(rTMS)療法は、神経症状の改善を促進する作用があり、我々も臨床研究結果を報告しているが、メカニズムは解明されていない。神経線維の可塑性を惹起するのか、脳内ネットワークの再構築を促する代謝産物の産出によるものかを明確にする必要がある。脳梗塞モデルを製作し、患側への高頻度刺激、健常側への低頻度刺激を実施した。高頻度rTMS群と低頻度rTMS群はどちらもコントロール群と比較して、Rotarod testやSwimming distanceで有意に運動機能は高かったが、高頻度rTMS群と低頻度rTMS群間では明らかな差は認めなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳血管障害は要介護の原因疾患の上位を占めていおり、片麻痺回復への新たなリハビリテーション療法が必要とされている。脳卒中後の機能回復は、神経の可塑的変化により、脳内に新しい神経ネットワークを作ることで、残存した正常組織が働くことで機能回復するとされているが、そのメカニズムは未知である。機能回復促進を科学的方法に基づくニューロリハビリテーションがあるが、その実現化として期待が大きいのが、rTMS療法である。本研究にてrTMS療法の脳内メカニズムの一部を解明することができ、今後の臨床応用の可能性を期待できる。
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