研究課題/領域番号 |
17K17862
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
構造生物化学
生体関連化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
福田 庸太 大阪大学, 工学研究科, 助教 (20783179)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | ブルー銅タンパク質 / 結晶構造解析 / 銅タンパク質 / 生物無機 / 生物無機化学 |
研究成果の概要 |
ブルー銅タンパク質(BCP)について1)タンデム型BCP(Tan-BCP)の構造機能解析、2)新奇なBCP(CinA)の構造機能解析、3)人工BCP酵素の構築を目指した。1)については低純度かつ銅部位が再構築できず、結晶化を試みたが結晶は得られなかった。2) では様々なコンストラクトで結晶化をおこなったが、解析可能なサイズの結晶の取得には至らなかった。3) では人工酵素鋳型として銅含有亜硝酸還元酵素(NIR)のN末ドメインの精製には成功した。計画には無かったが、CPRバクテリア由来のCPR-NIRというBCPの精製と構造機能解析をおこない、既知のNIRと性質や構造が異なることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
構造生物学の歴史おいて、BCPは比較的初期の頃から構造解析がおこなわれてきたタンパク質であり、基本的なことはもう調べつくされたかに思われている。そのためか、近年のゲノム解析で新しいBCPが見つかってきているにも関わらず、それらについての構造生物学的研究はほとんど進んでいないのが現状である。本研究では、当初の計画には無かったものの、ごく最近発見されたCPRバクテリア由来の新規なBCPのひとつについて構造機能解析をおこなうことができた。
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