研究課題/領域番号 |
17K17965
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線科学
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
岩永 崇 鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 主任診療放射線技師 (40444830)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | CESTイメージング / Glycogen CEST / 肝臓 / MRI / Glycongen CEST / 肝臓糖代謝 |
研究成果の概要 |
CESTイメージングの一種であるGlycogen CEST(GlycoCEST)イメージングにおいて、ファントムを用いてグリコーゲン濃度との相関性、最適な撮像条件(使用する飽和パルスの印可強度と印可時間)の最適化を行った。3T臨床MRI装置を用いて、GlycoCESTイメージングにおいてグリコーゲン濃度に相関したCEST効果が得られ、ヒドトキシル基(-OH)を対象とするGlycoCESTイメージングにおける最適な飽和パルスの印可強度や印可時間はアミド基(-NH)を対象とするAPTイメージングとは異なることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
グリコーゲンはヒトにおけるエネルギー貯蓄の重要な形態であり、肝臓は骨格筋とともにグリコーゲンの重要な貯蓄器官である。肝臓糖代謝の測定は血液検査による血糖値やグルカゴンおよびインスリンなどのホルモン濃度による測定が一般的であり、これまでの画像法による定量評価は困難である。今回の研究により臨床に使用される3T MRI機器を用いて、GlycoCESTによるグリコーゲンの同定が可能であることが示された。本撮像法の確立は安価で安全な肝臓糖代謝測定法の新規技術となり、臨床的に有用であると考えられる。
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