研究課題/領域番号 |
17K17983
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用薬理学
医療系薬学
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
三坂 眞元 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (10583635)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 薬食相互作用 / 食事性フラボノイド / 薬物トランスポーター / 薬物動態 / 臨床試験 / 緑茶 / カテキン / フラボノイド |
研究成果の概要 |
本研究は食事性フラボノイドと水溶性薬物の小腸上皮における細胞膜透過を制御を介した薬食相互作用について臨床薬理学的な観点から検討することを目的とした。被験薬物としてナドロール、リシノプリル、フェキソフェナジンおよびプソイドエフェドリンを選択し、カテキン類を高濃度含有した茶抽出物を同時服用した際の体内動態の変動を調べるため健常成人を対象とした臨床試験を実施した。茶抽出物の単回併用はプソイドエフェドリン以外の薬物の血中濃度および尿中排泄を有意に低下することが示されたことから、食事性フラボノイドは水溶性かつ低バイオアベイラビリティの薬物の消化管吸収を抑制することで薬食相互作用を生じることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では緑茶に豊富に含まれるカテキンなど日常的に食事成分として摂取しているフラボノイド類が医薬品の吸収や薬効にどのような影響を及ぼすかについて臨床試験を実施することにより検討した。その結果、茶カテキンはある種の薬物について小腸からの吸収を抑制することで血中濃度を低下させることが明らかとなった。このような薬物と食品の相互作用が引きおこされる要因として、薬物の体内への吸収されやすさや水への溶けやすさなどいくつかの特性が関与していると考察された。
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