研究課題/領域番号 |
17K18027
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
応用健康科学
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研究機関 | 県立広島大学 |
研究代表者 |
積山 和加子 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 講師 (20613011)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 腎臓リハビリテーション / 慢性腎臓病 / 神経筋電気刺激療法 / 物理療法 / 足趾機能 / 血液透析 / 神経筋電気刺激 |
研究成果の概要 |
本研究課題では維持透析患者に対して透析中にNMESを用いて足部と足趾機能改善を目的としたトレーニングを行い,その効果を検討した。6ヶ月間の介入前後で比較したところ,従来型の運動療法を実施している群では,膝伸展筋力,Timed up and go test,Functional reach testで有意に改善を認め,NMES群については膝伸展筋力で有意な改善を認めた。引き続き詳細な検討が必要であるが,透析中の下腿三頭筋へのNMESは従来型の運動療法と同様に膝伸展筋力を改善させる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本邦における血液透析患者数は2018年末には34万人にのぼり,平均年齢は68歳と高齢化が進んでいる。今後も透析患者の高齢化に伴い,認知症や様々な合併症を有した患者の増加が予想される。従来型の運動療法ではエルゴメーターやレジスタンストレーニングを行うため対象者自身の努力を必要とされ,重症例や認知症等では実施困難な場合もあった。一方で透析中のNMESは受動的なトレーニング法であるため,対象者の努力を必要としない利点がある。 本研究課題により,透析中のNMESを用いた足部トレーニングについて有効性を示唆するような結果も見受けられた。今後も引き続き効果検証を進めていく必要性がある。
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