研究課題/領域番号 |
17K18038
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
観光学
環境農学(含ランドスケープ科学)
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研究機関 | 北星学園大学 |
研究代表者 |
野原 克仁 北星学園大学, 経済学部, 教授 (80584854)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 仮想行動 / 旅行費用法 / 階層化意思決定法 / カウントデータモデル / 仮想行動法 / AHP / ハフモデル / 観光の便益 / 地域固有資源 / 魅力度評価 / 時間価値 / 混雑現象 / オンサイトサンプリング / 余剰分析 / カウントデータ / 環境経済学 / カウントデータ分析 / 仮想行動TCM / サイト選択モデル |
研究成果の概要 |
本研究では、旅行者の意思決定構造について、外的要因が与える影響を考慮した観光便益の推計を理論的、実証的に進めてきた。実証分析は、自然環境を観光資源として活用し観光地として国内においても非常に人気の高い北海道、および沖縄、また震災により観光に大きな負の影響を受けた福島を対象に行なった。その結果、観光客の意思決定構造を明らかにし、各地域において観光資源を活用する方策を明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は3つある。1つ目は、旅行者の意思決定構造を明らかにし、地域の観光資源の何が観光客を惹きつけているのかについて、居住地と当該地との距離(時間価値)を考慮し明確に示した点である。2つ目は、TCM-CBにおいて従来の便益推計の手法よりも精緻な推計方法が可能となる方法を提案し、福島のレクリエーション便益の損失を推計した点である。3つ目は、地域の観光資源の劣化が観光客の減少に繋がり大きな観光便益の損失に繋がることを、沖縄県の離島を対象に実証的に明らかにした点である。今後、サステイナブルツーリズムを進めていく上で、重要な知見を提供した点において社会的意義は大きいと考えられる。
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