研究課題/領域番号 |
17K18051
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
疫学・予防医学
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 獨協医科大学 |
研究代表者 |
梅澤 光政 獨協医科大学, 医学部, 准教授 (00567498)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 疫学 / 尿蛋白 / 高血圧 / 聴力低下 / 感覚器 / 循環器 / 蛋白尿 |
研究成果の概要 |
これまでに我が国では循環器疾患やその危険因子について研究が進められてきた。その結果から循環器疾患の危険因子は大小様々な動脈の動脈硬化の進行を促し、循環器の障害を引き起こすことが明らかにされてきた。我々は、動脈硬化は感覚器の障害にもつながると考え、職域の健康診断の結果を用いた疫学調査を行った。その結果、尿蛋白陽性所見が聴力低下の有所見率や将来の聴力低下の発生率に関連していること、高血圧者では聴力低下の有所見率が高いことを明らかとした。本研究により、日本人において循環器疾患の危険因子が聴覚器の機能低下に関わる可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、聴力障害の予防に関するエビデンスの構築に寄与するものである。学術的には世界でもエビデンスの限られる分野であり、日本人のエビデンスを示すことは有意義である。また、聴力障害は認知症や高齢者うつの発症に影響する可能性が指摘されている。高齢者の健康、Quality of Lifeにも深く関わるこれらの疾患の予防は公衆衛生上重要であり、本研究は社会的にも必要とされるエビデンスを示したと考えられる。
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