研究課題/領域番号 |
17K18061
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
産婦人科学
腫瘍生物学
|
研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
水戸部 悠一 埼玉医科大学, 医学部, 研究員 (50783255)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 長鎖非コードRNA / 卵巣がん / がん特異的長鎖非コードRNA / 子宮内膜がん |
研究成果の概要 |
卵巣がんは、婦人科腫瘍のなかでも特に死亡率が高いことが知られており、新しい診断、治療のターゲットが望まれている。近年の技術発展に伴い、長鎖非コードRNAという新しいカテゴリーの分子が新たに発見、着目されている。我々は、卵巣がんで高発現しており、未だ報告されていない長鎖非コードRNAを複数同定した。この長鎖非コードRNAの発現量を卵巣がん細胞にて抑制すると、細胞の増殖、また腫瘍の増大が抑えられることを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
卵巣がんで多く発現しており、また未だ報告されていない長鎖非コードRNAを複数同定した。これら新しい長鎖非コードRNAは正常の卵巣組織ではほとんど発現が確認できないことから、婦人科腫瘍のなかでも死亡率が高いとされる卵巣がんの新規診断、もしくは治療のターゲットになりうることが示唆され、社会的な意義があると考える。さらにこの長鎖非コードRNAが卵巣がんの細胞増殖に強く関わっていることを、細胞株、また生体(マウス)を用いた実験によっても明らかにしており、学術的にも意義深い。
|