研究課題/領域番号 |
17K18065
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
分子生物学
細胞生物学
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
米田 竜馬 埼玉医科大学, 医学部, 助教 (00734881)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | RNAメチル化 / lncRNA / pncRNA-D / TLS/FUS / m6A / cyclin D1 / CCND1 / m6A修飾 / pncRNA / TLS |
研究成果の概要 |
lncRNAである pncRNA-DがRNA修飾の一つm6A修飾を受けることにより、cyclin D1の発現を制御し、細胞増殖に影響を与えることを明らかにした。 近年、RNAもメチル化やアセチル化といった修飾を受けることが判明し、その中でも多くのmRNAに見られるm6A修飾に着目して研究を行った。cyclin D1のpromoterから転写されるlncRNA, pncRNA-Dにおけるm6A修飾は、pncRNA-DとRNA結合タンパク質との相互作用や半減期に関わっており、pncRNA-Dのm6A修飾を解してがん細胞増殖に関わっていることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では複数のがん細胞由来の細胞株の増殖を抑えるRNA修飾を発見した。これはつまり、がん細胞間で保存された細胞増殖メカニズムを抑制するRNA修飾であることを意味する。本研究をさらに進めると、多くのがん細胞の増殖を抑えられるRNA断片の作製に繋がることが期待される。
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