研究課題/領域番号 |
17K18070
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生物系薬学
機能生物化学
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研究機関 | 日本薬科大学 |
研究代表者 |
山本 博之 日本薬科大学, 薬学部, 准教授 (10433210)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 生理活性ペプチド / セクレチン / セクレチン受容体 / 紫外線 / 皮膚 / プロテアーゼ / ペプチドホルモン / 活性化機構 / 角化細胞 |
研究成果の概要 |
本課題において、私たちが見出した「神経ペプチドの新しい活性化機序」に基づいて作られる新しい生理活性ペプチドを明らかにすることも目的にした。 紫外線の曝露によって起きる皮膚の炎症過程において角化細胞から生理活性ペプチドであるセクレチンの前駆体が分泌されることを明らかにした。また、放出されたままでは活性を持たないが、細胞の外で紫外線の曝露によって発現が増えるトリプシン様酵素によって活性型に変換していることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生理活性ペプチドは活性のない前駆体で合成されて、酵素により活性化される。これまでに活性化酵素が異なることで、同じ前駆体から異なる活性ペプチドが生成されて、異なる機能を発揮することが報告されている。 我々は、紫外線曝露によって皮膚にセクレチン前駆体の発現が亢進するとともにトリプシン様切断活性を有する酵素の発現が増加することを明らかにした。セクレチン前駆体が切断を受けて生成されるペプチドを推定すると古典的な経路で生成されるペプチドとは異なる新規ペプチドが生成されることが予想された。新規ペプチドは従来とは異なる生理作用を示すと考えられ、紫外線からの新しい皮膚防御機構の解明につながることが期待される。
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