研究課題/領域番号 |
17K18102
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ジェンダー
哲学・倫理学
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研究機関 | 大阪樟蔭女子大学 |
研究代表者 |
佐藤 靜 大阪樟蔭女子大学, 学芸学部, 准教授 (80758574)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ケア / グローバリゼーション / ケアワーク / ヴァルネラビリティ / フェミニスト倫理学 / 再生産労働 / 女性 / 資本主義 / ジェンダー / 責任 / 義務 / 倫理学 / 資本蓄積 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は「グローバリゼーション下におけるケアの分配理論モデルの構築」であった。研究は以下の二点を中心に行った。第一に、社会学や人類学のケアワークのグローバリゼーションの実態分析をもとにそれに倫理学の観点から規範的な分析を行った。第二に、ケアワークそれ自体の構造やそれを労働として行う際に生じる問題、ケアと優生学の関係についての検討を行い、このテーマを研究するにあたってフェミニスト倫理学という方法論が有効であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果の学術的意義は以下の通りである。第一に、社会学および人類学等の実証研究のメタ分析としての方法論としての倫理学的規範分析の意義を明らかにした点。第二に、ケアワークそれ自体がはらむ困難の解明の分析方法としてのフェミニスト倫理学の有効性を示した点。そして、これらの成果は今後ますます進展するであろうグローバリゼーション化のもとで、みんなその多くを担うであろうケアワークのあり方を考える上での視座を提供したという点において社会的意義がある。
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