研究課題/領域番号 |
17K18142
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
細胞生物学
構造生物化学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
杉浦 歩 神戸大学, 医学研究科, 特命助教 (70784974)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ペルオキシソーム / オリゴデンドロサイト / de novo合成 / ペキソファジー / オルガネラ形成・動態 / ミトコンドリア / ミエリン形成 |
研究成果の概要 |
本研究はペルオキシソームde novo 合成の生理的意義を解明することを目的とし、オリゴデンドロサイトの分化過程におけるペルオキシソームを解析した。分化過程の細胞の形態変化とともに、突起細部までペルオキシソームが広く分布することが観察された。また、ペルオキシソーム発現タンパク質や比重の不均一性も観察され、オリゴデンドロサイトの分化過程においてペルオキシソームがヘテロな集団として増殖していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ペルオキシソームの個体における重要性は先天性ペルオキシソーム形成異常症の患者やそのモデル生物を用いた研究などから理解が進みつつあるが、正常な個体における動態やその意義については未知な部分が多く残されている。本研究でオリゴデンドロサイトの分化過程において、ペルオキシソームはヘテロな集団として増加することが観察された。ペルオキシソームの機能が生物種や細胞種間で異なることは明らかとされているが、本研究の結果は単一細胞内でも異なることを示唆している。今後はその機能の違いも明らかにすることにより、ペルオキシソーム生合成の生理的意義やオリゴデンドロサイト分化機構の解明に貢献することが期待される。
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