研究課題/領域番号 |
17K18157
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
教育心理学
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研究機関 | 国際医療福祉大学 (2020-2021) 日本大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
亀山 晶子 国際医療福祉大学, 医療福祉学研究科, 講師 (70771252)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ソーシャル・サポート / 心理教育 / 抑うつ予防 / 家族・友人関係 / 社会的スキル / サポートに関する社会的スキルの向上 / サポートに関する自己効力感の向上 / ソーシャルサポート / サポート介入 / 対人関係 / 抑うつ / ストレス対処 / 社会系心理学 |
研究成果の概要 |
本研究では,抑うつ予防のための,家族・友人とのサポートのやりとりの維持・促進に向けた心理教育として,先行研究をもとに4回の介入ワークを作成し,女子大学の心理学の授業内で実施した。心理教育を受講した者を介入群,同大学同専攻でこの授業を履修しなかった者を対照群とし,各群の3時点の各測定指標(サポートのやりとりに向けた自己効力感,家族・友人からのサポート,家族・友人へのサポート提供,社会的スキル)の変化を潜在曲線モデルによって検討した。その結果,対照群に比べ介入群のいくつかの指標ではセッション前よりも向上が見られる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
周囲からの様々なサポートは,ストレスを緩衝し,抑うつの予防になることがわかっている。本研究の目的は,抑うつ予防のため,「自分は家族や友人からサポートを得られる」というサポート期待を高める介入ワークの原型を作成することであった。 本研究から,介入ワークによって家族・友人とのサポートのやりとりに肯定的な変化が生じる可能性が示唆された。また,日常でも学んだ内容を実践していくことで,さらにサポート関係を強化できる可能性がある。以上から,今後このワークをもとにした心理教育を家族・友人関係に課題を抱えた者に広く活用していくことで,日常の家族・友人関係の維持だけでなく,抑うつ予防につなげることが期待される。
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