研究課題/領域番号 |
17K18158
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
エンタテインメント・ゲーム情報学
教科教育学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
三戸 勇気 日本大学, 芸術学部, 教授 (10451303)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | モーションキャプチャ / 動作解析 / 演奏動作 / 鍵盤楽器 / グランドピアノ / チェンバロ / 電子ピアノ / 教育用可視化システム / 可視化システム / 感情価 / 演奏支援 / 教育支援システム |
研究成果の概要 |
本研究の目的は音楽演奏における感情と動作の関連を解明することである。そこで、音楽演奏における感情表現法をより明確に提示するため、鍵盤楽器の演奏者の演奏動作はモーションキャプチャを用いて計測し、データを蓄積・解析を行うとともに、演奏教育用のためのグラフィカルな提示システムを開発することを目標として研究を行った。その結果、延べ30人以上の演奏家の演奏動作をモーションキャプチャシステムで計測することができた。そして、そのデータから、演奏表現の特徴抽出を行い、感情と動作の関連について検討を行った。さらに、そのデータから、演奏教育のためのグラフィカルな可視化システムの開発も行うことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
音楽の演奏における感情表現は、演奏において重要なポイントのひとつである。しかし、この感情表現の方法は、教師の「感覚」によりレクチャーされている。ある程度の実力をもつ演奏家であれば、この「感覚」が理解できるであろう。しかし、教育現場において研鑽過程の演奏家では、この「感覚」を理解できないことが少なからず生じている。また、教師により、レクチャーの意図が異なる場合もある。そこで、本研究で開発した教育用可視化システムを実際のレッスンで用いることにより、研鑽過程の学生にも、わかりやすく、具体的かつ正確に教示することができるであろう。このような研究は未だないことから社会的意義が大きいと考える。
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