研究課題/領域番号 |
17K18176
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食品科学
食生活学
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研究機関 | 長崎大学 (2019) 早稲田大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
青山 晋也 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 助教 (00757677)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | タンパク質栄養 / 時計遺伝子 / 時間栄養学 / 筋肥大 / 分岐鎖アミノ酸 / Bmal1 / 筋分化 / オートファジー / 骨格筋 / アミノ酸 |
研究成果の概要 |
本研究では、1日におけるタンパク質の偏り(朝食と夕食での摂取量の差)が骨格筋量の増加に及ぼす影響と体内時計との関連について検討した。マウスを1日2回食(活動期初期の餌を朝食と後期の餌を夕食と定義した)の条件で飼育した場合、朝食に多くのタンパク質を摂取したマウスでは、朝食と夕食で等量のタンパク質を摂取したマウスや夕食に多くのタンパク質を摂取したマウスに比べて筋量の増加がみられた。さらに体内時計の関与を司る時計遺伝子のClockに変異の入ったClock mutantマウスを用いて朝食におけるタンパク質摂取の影響を評価したところ、朝食における筋量増加作用はみられず、体内時計の関与が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題の成果は、1日の中でのタンパク質の摂取パターンと骨格筋量の関係を示す基礎的データとなり、今後ヒトの栄養を考える上で基礎的情報となり得る。特に本課題では朝食におけるタンパク質の重要性に着目している点から、若年者に多い朝食欠食を減らすための効果的なエビデンスであると考えられる。一方、高齢者に対しては、老化による歩行機能や運動機能の低下を抑える新たな手段として、タンパク質の摂取タイミングの重要性について説く可能性もみられた。
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