研究課題/領域番号 |
17K18196
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
機能系基礎歯科学
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 鶴見大学 |
研究代表者 |
出野 尚 鶴見大学, 歯学部, 助教 (40435699)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | G9a / Runx2 / 骨芽細胞分化 / osteogenic front / Senescence / 細胞増殖 / ヒストンメチル化 / エピジェネティクス |
研究成果の概要 |
本研究はヒストンメチル化酵素G9aが細胞増殖関連遺伝子の統合的な発現制御機構を明らかにする事を目的とした。その結果、G9a欠損細胞ではRunx2発現が変動せず、Runx2制御化のFgfrs(増殖関連遺伝子)、Osteocalcin(分化マーカー遺伝子)の発現が抑制される事、Fgfrs、Osteocalcinの転写調節領域にG9aとRunx2が共に結合する事、内在性のG9aとRunx2が結合する事、G9aがRunx2の転写活性化能を亢進する事、が明らかになった。以上から、G9aが前駆骨芽細胞の増殖・分化に関わる遺伝子の転写調節をつかさどるRunx2の転写制御複合体の一員である可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒストンメチル化酵素G9aは元来、ヒストン H3、9番目リジン残基(H3K9)のモノメチル化(me1)とジメチル化(me2)を担うヒストン修飾酵素として同定された。さらにヒストン以外の機能性タンパク質のメチル化を担う事も報告されてきた。本研究では、G9aがRunx2による転写複合体に含まれており機能的な役割を担う、ヒストン修飾酵素以外の新たな点が示唆された。
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