研究課題/領域番号 |
17K18197
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
ジェンダー
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研究機関 | 鶴見大学 |
研究代表者 |
鈴木 周太郎 鶴見大学, 文学部, 准教授 (30635735)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ジェンダー / 教育史 / 女子教育 / アトランティック・ヒストリー / 英米関係史 / 共和国の母 / 真の女性らしさ / 女性の権利 / 公教育 / 教育 / 歴史学 / 西洋史 / 環大西洋史 / ジェンダー史 / 米英関係史 |
研究成果の概要 |
近代的な教育システムが19世紀初頭に環大西洋圏で確立するなかで新たな女性性が定着していった過程を明らかにすることを目的とした本研究では、アメリカの女子学校における教育理念の変遷を検討し、アメリカの女子教育に対する英国の教育の影響について考察した。特にエマ・ウィラードらによる女子学校について建国期の学校と比較し、より家庭との繋がりを強調し良き母を育成するための教育という側面が強いことを明らかにした。また英国のランカスター式教育のアメリカへの受容について検討し、19世紀アメリカにおける女子教育の普及に対する英国の教授法の影響が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義として(1)公教育システムが確立される前のアメリカにおける教育をめぐる議論の重要性を示すこと、(2)教育をめぐる議論のなかで「女性性」が確立・変化していく過程を明らかにすることでジェンダー史研究全体への貢献が期待できること、(3)日本の西洋史研究でも盛んに取り入れられている「環大西洋史」という研究領域に新たな成果を組み込み、教育史やジェンダー史におけるグローバル・ヒストリーを提示することの三点が挙げられる。
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