研究課題/領域番号 |
17K18200
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
応用健康科学
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研究機関 | 東京有明医療大学 |
研究代表者 |
笹木 正悟 東京有明医療大学, 保健医療学部, 講師 (30563473)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ジュニア選手 / 膝前十字靭帯 / 予防 / 加速度センサ / 片脚着地 / バドミントン / 育成年代 / 高負荷動作 / 加速度 / 外傷予防 / 体幹加速度 / 床反力 / 発育段階 / 片足着地 / ジュニア / 傷害予防 / 膝前十字靱帯 / ビデオ分析 |
研究成果の概要 |
本研究は,加速度センサを用いて思春期女子のバドミントン試合中に生じる高衝撃動作を抽出し,発育に伴いどのように変化するのか検討した.ジュニア選手の高衝撃動作をプレーごとに分類すると,オーバーヘッドストローク後の片脚着地が最も多かった(1分間あたり1.43回).また,試合で発生する片脚着地における高衝撃の頻度は,高校生(1分間あたり1.71回)が中学生(1分間あたり1.13回)に比べて約1.5倍高かった.さらに,各個人の高衝撃着地頻度の変化量は,発育に伴う体重の変化量と強く関係していた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国の中高生における膝前十字靭帯 (Anterior Cruciate Ligament: ACL) 損傷は1年間あたり約3,000件発生しており,思春期の膝外傷を如何に予防するかが注目されている.ACL損傷は中学生から高校生にかけて発生頻度が急増することに加え,試合で多く発生する.本研究は,思春期特有である女子の身体変化に着目し,ACL損傷の危険因子である高衝撃動作を試合の中から縦断的に検証した.実験室のような閉鎖的空間ではなく,よりリアリティの高い試合場面からACL損傷の危険因子を同定することで,より実践的な予防戦略の構築に活かすことができる.
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